リニューアル趣旨

ウェブサイト「新時代教育のツボ」を始めた2008年、まだ小出版社の視点から見た教育、特に教科書や教育関係書籍の世界は、他者の参入を容易にゆるさない強固な砦のように思われました。

 

それから2年、アメリカ発の電子書籍やネット検索の大きな波は、日本の出版社をあわてさせましたが、いま、起きつつある出来事は、学術、教育、出版などの担い手がまったく違うところからやってくるのではないか、との予兆さえ感じさせます。

 

情報化、グローバル化が急速にすすむこれからの世界で生きていく子どもたち。でも人間はそんなに猛烈なスピードで変わっていけるものなのか、変わっていっていいのか。歴史が紡いできた、各地域に密着した価値観、安心感はだれがどのように守り、次世代に伝えていけばいいのか。さらに、守るだけではやっていけないこれからの時代に必要な知識、スキル、価値観はどのように学ばれるべきなのか。教育の場における課題、期待の大きさはさらに膨らみ、現場の先生方の過重な労働だけは不変なのではないか、との思いがつのります。

 

とはいえ、けっして成功したとはいえない閲覧者数を反省し、出版社という本業に即した形でサイトを継続していくため、リニューアルすることにしました。今後はこのような時代、状況の中にあって、少しでも方向を見定めたり、理解を深めたりすることに資するコンテンツを増やしていき、その中から新たな書籍を刊行したり、すでに刊行されている自社、他社の書籍を紹介していくサイトにしようと思います。

 

いろいろな形での応答、ご意見、ご支援をお願いしたいと思います。

 

                                           2010年8月 さんどゆみこ